真実告知にまつわるエトセトラ 秋野家 6

特別養子縁組の事を調べていると必ず子供に対する「真実告知」のお話にぶつかります。

これは特別養子縁組で1歳の男の子を息子に迎えた我が家の真実告知のお話です。

最初から読む

真実告知にまつわるエトセトラ 秋野家1

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本編 6

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あとがき

私たちは特別養子縁組を迎えるにあたっての研修や色んな人の話の中で

「実母さんはそれぞれ大変な事情がある。」

「本当は自分で育てたかったけど子供の幸せの為に泣く泣く手放した人も沢山いる。」

って話を沢山たくさん聞いてきて

だから子供にも

「実母さんもあなたの事大好きだから、幸せを願って養子に出してくれたんだよ。」

って伝えていかないといけないんだよね。それはまぁもちろんそうなんだろうし、伝えられた子供の心を一番守れる言葉なんだろうなって思うから、

だけど

直接実母さんに会ってない私には、いや、多分会ったところでその人の本当の心境なんて分かるわけはないんだけれど、

妄想癖の私は

「愛してるから手放した」

って言葉の背景を延々妄想したり疑ったり、迷路になってしまいます。

本当に「愛してるけど手放した」んだとしたら、それはどんなに辛い事だっただろう。。

自分で育てられない事が分かっている陣痛は、どんな痛みなんだろう。

さよならした後、どんな気持ちになるんだろう。

私は隣に寝ているそらまめが 今いなくなる事なんてもう考えられないのに。

 

でも実際ほんとに子供を愛してたかなんて分からないし

単におろせる時期を逃しただけで、本当は生まれるまで面倒臭いと思ってたかもしれないし

養子に出せてすっきり清々したのかもしれない。

真実告知の大前提は「子供に嘘をつかない事」だと。色んなところで口をすっぱく習ったからこそちょっと気持ちがゴチャゴチャしてしまいます。

 

でもね、そこにどんな心境があったとしても

さくらちゃんはそらまめを生かしてくれたんんですよね。色んな選択肢があっただろう中で

それは紛れもない事実で本当に一番ありがたい事。

おかげで幸運にも私はそらまめに会うことが出来て、そらまめは多分今幸せそうに毎日を過ごしてます。

まだまだそんな難しい事は話せないんだけど

いつかそらまめが大きくなって

質問が鋭くなってきた時にタジタジしないように、やっぱり適度に告知の練習はしながら

生かしてくれた感謝だけはいつかそらまめにしっかり伝えていかないとけないなぁと思ったりしたのでした。

なんか文めちゃくちゃだけど伝わるかな?

 

次のお話はコチラ

 

 

続きはこちら→

真実告知にまつわるエトセトラ 秋野家 7

 

 

 

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